民藝の枠を越え、アーティストとして老若男女の注目を集める染色家・柚木沙弥郎さん。2022年10月、柚木氏は100歳の誕生日を迎えました。本書は、孫の丸山祐子さんが祖父の記憶、活動、言葉を書きためた「samiroノート」をベースに、101の写真とエピソードを収めたものです。
少年時代、頭上を飛び去ったツェッペリン。「ガリ勉」と呼ばれた、ちょっと思い出したくない黒歴史。戦争に翻弄された学生時代。民藝との出会い。柳宗悦や芹沢銈介との交流。がむしゃらに働いた壮年期……。歴史的な事象や折々の世相を背景に、広く語られてきたエピソードから家族だけが知る日常のひとコマまで、その人生を丹念に紐解きます。
貴重な写真とエピソードで構成された101の見開きは、柚木作品の深遠を垣間見る記録であり、迷いや不安を抱える人の背中を押す物語でもあります。ものをつくること、生きることへの希望にあふれた一冊です。
※画像はサンプルです。仕様変更がある場合がございます。[素材]紙
[サイズ]約H18.7×W18.7×D2.5cm
[生産国]日本
[発売元]ブルーシープ株式会社
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© Samiro Yunoki